2014年4月27日星期日

優れた操作性導いたフロントデザイン

ここまでは剛性の話に終始したが、今度はサスペンションの話に移りたい。911と言えば誰もが思い描くデザインの特徴のひとつに、その丸いヘッドランプか らピラーまで続くフェンダーの峰があるだろう。911の面構えを決める特徴だ。これはホイールトラベルを稼ぐためだ。と言う書き方では解る人にしかわから ないので、以下でじっくり解説しよう。

サスペンションの役目は、第一義的にはタイヤを路面にしっかり押し付けておくことだ。乗り心地の確保はその次の話。タイヤを路面に押しつけるために、ばねとダンパーを硬くすればいいと思っているならそれは大きな誤解である。

例えば凸状の突起を乗り越えた時、サスペンションが硬いと頂上を過ぎたところでタイヤが浮いてしまう。タイヤが浮けば、クルマはドライバーの全ての操作を受け付けることができない。それは遠心力と慣性に全てを委ねてしまう危険な状態であり、非常にマズイのだ。

これを防ぐためには突き上げを柔らかくいなしながら、突き上げのピークを過ぎたらすぐに押し戻さなくてはならない。イメージ的に言えば「柔よく剛を制 す」。キャッチボールで剛速球を捕る時にグローブを後ろに引きたくなる。後ろに引ける距離をクルマの世界ではホイールトラベルと言う。フロントタイヤでホ イールトラベルを確保しようとすればタイヤの上方にタイヤが動ける空間が必要だ。その空間を作り出しているものこそあの峰のたったフェンダーなのだ。タオバオ仕入れ